雇用保険の基本手当について調べていると、
「失業認定」
という言葉が出てきます。
でも、
失業しているのに、さらに認定が必要なの?
何を確認されるの?
と思うこともあります。
失業認定とは、
ハローワークが、一定の期間について失業状態にあったことや、必要な求職活動をしていたことなどを確認する手続き
です。
失業認定って何?
雇用保険の基本手当は、
仕事を辞めたら、
自動的に毎月振り込まれるものではありません。
ハローワークが、
その人について、
- 失業の状態にあったか
- 求職活動をしていたか
- 働いた日がなかったか
- 収入を得た日がなかったか
などを確認します。
この手続きが、
失業認定
です。
何のためにするの?
基本手当は、
働く意思と能力があり、仕事を探しているのに就職できない人
を支える給付です。
そのため、
一定期間ごとに、
本当に失業状態だったのかを確認する必要があります。
失業認定によって、
基本手当を支給する日数などが決まります。
どのくらいの間隔であるの?
原則として、
4週間に1回
です。
ハローワークから、
あらかじめ、
失業認定日
が指定されます。
その認定日に、
失業状態などについて確認を受けます。
認定日は自分で決めるの?
いいえ。
失業認定日は、
ハローワークが指定します。
基本手当の受給手続きをすると、
今後の認定日について案内されます。
何を持っていくの?
一般的には、
失業認定の際に、
失業認定申告書
などを提出します。
また、
雇用保険受給資格者証など、
ハローワークから案内された書類を持参します。
必要なものは、
受給手続きの際に確認しておきます。
失業認定申告書って何?
失業認定申告書は、
認定対象期間について、
- 働いた日
- 内職やアルバイトをした日
- 求職活動の内容
- 就職や就労の状況
などを申告する書類です。
基本手当を正しく支給するための、
重要な書類です。
求職活動も確認されるの?
はい。
基本手当を受けるためには、
原則として、
一定回数以上の、
求職活動実績
が必要です。
失業認定では、
その認定対象期間に、
どのような求職活動をしたのかも確認されます。
どんなものが求職活動実績になるの?
たとえば、
- 求人への応募
- ハローワークでの職業相談
- ハローワークからの職業紹介
- 民間の職業紹介事業者などによる職業相談
- 就職に関するセミナーへの参加
- 再就職に役立つ一定の資格試験や検定の受験
などがあります。
求人を見るだけでもいいの?
原則として、
求人情報を見るだけでは、求職活動実績にはなりません。
たとえば、
インターネットで求人を見るだけ、
新聞の求人欄を見るだけ、
ハローワークで求人票を見るだけ、
といった行為は、
通常、
求職活動実績には数えられません。
求職活動実績が足りないとどうなるの?
必要な求職活動実績がない場合や、
回数が不足している場合には、
その認定対象期間について、
失業の認定を受けられないことがあります。
その場合、
その期間の基本手当は、
支給されません。
アルバイトをしたらどうするの?
アルバイトや内職などをした場合には、
必ず、
失業認定申告書などで申告します。
働いた時間や収入などによって、
基本手当が支給されない日があったり、
支給額が調整されたりすることがあります。
少しだけ働いた場合でも申告するの?
はい。
「短時間だから書かなくてもいい」
というものではありません。
働いた場合には、
ハローワークの案内に従って、
正しく申告します。
申告しないまま基本手当を受けると、
不正受給になる場合があります。
認定日に行けなかったらどうなるの?
原則として、
指定された認定日に、
ハローワークで認定を受けます。
正当な理由なく認定日に行かなかった場合、
その認定対象期間について、
失業認定を受けられず、
基本手当が支給されないことがあります。
認定日は変更できないの?
一定のやむを得ない理由がある場合には、
認定日を変更できることがあります。
たとえば、
- 就職のための面接や採用試験
- 本人の病気やけが
- 親族の看護
- 親族の死亡
などです。
その場合には、
事前にハローワークへ連絡し、
必要な書類などを確認します。
給付制限中も失業認定はあるの?
給付制限がある場合でも、
ハローワークから指定された手続きに従います。
給付制限期間が終わったあと、
失業認定を受けることで、
基本手当の支給につながります。
認定日の設定は、
給付制限の有無などによって異なることがあります。
待期中にも失業認定するの?
待期は、
受給資格決定後、
失業状態の日が通算7日に達するまでの期間です。
待期が終わったあとも、
基本手当を受けるためには、
指定された認定日に、
失業認定を受ける必要があります。
失業認定を受けたら、すぐ振り込まれるの?
その場ですぐに振り込まれるわけではありません。
厚生労働省の案内では、
失業認定を受けたあと、
認定日の約7日後
に、
指定した口座へ振り込まれるのが目安とされています。
金融機関などの事情によって、
実際の日は前後することがあります。
毎回同じことを確認するの?
基本的には、
認定対象期間ごとに、
- 失業状態
- 求職活動
- 就労の有無
- 収入の有無
などを確認します。
そのため、
受給期間中は、
原則として定期的に失業認定を受けます。
就職が決まったらどうするの?
就職が決まった場合には、
ハローワークへ申告します。
基本手当の支給が終了したり、
条件を満たせば、
再就職手当
の対象になることがあります。
基本手当との関係は?
基本手当は、
受給資格があるだけでは、
そのまま支給され続けるわけではありません。
原則として、
失業認定を受けた日について、基本手当が支給される
仕組みです。
つまり、
基本手当を受け続けるために、
失業認定は重要な手続きです。
ざっくり覚えるなら
失業認定は、
「一定期間について、本当に失業状態で求職活動をしていたかをハローワークが確認する手続き」
です。
覚えておきたいポイントは、
- 原則4週間に1回
- 認定日はハローワークが指定する
- 求職活動実績が確認される
- 働いた日や収入があれば申告する
- 求職活動実績が不足すると基本手当が支給されないことがある
- 正当な理由なく認定日に行かないと支給に影響することがある
- 認定後に基本手当が振り込まれる
です。
関連する用語
- 基本手当って何?失業中の生活と再就職を支える雇用保険の給付 | MiniWiki Notes
- 待期って何?基本手当が最初の7日間支給されない期間 | MiniWiki Notes
- 給付制限って何?自己都合退職などで基本手当が一定期間支給されない仕組み | MiniWiki Notes
- 再就職手当って何?早く仕事が決まった人に支給される雇用保険の手当 | MiniWiki Notes
- 離職票って何?失業給付の手続きに使う大事な書類 | MiniWiki Notes
失業認定は、「失業していることを一度だけ証明する手続き」ではなく、「基本手当を受けている間、一定期間ごとに失業状態や求職活動を確認する手続き」と考えると分かりやすくなります。
分からない言葉があったら、ひとつずつ確認していきます。