「障害年金って何?」

「障害者手帳がないともらえないの?」

「若くても対象になるの?」

年金というと、

「老後にもらうもの」

というイメージが強いかもしれません。

でも、公的年金には、

病気やけがによって生活や仕事が制限されるようになったときに受け取れる年金

もあります。

それが、

障害年金

です。


障害年金とは?

障害年金は、

病気やけがによって、生活や仕事などが制限されるようになった場合に支給される公的年金

です。

高齢者だけの制度ではありません。

一定の条件を満たせば、

現役世代でも受け取ることができます。


障害年金には2種類ある

障害年金には、大きく分けて、

  • 障害基礎年金
  • 障害厚生年金

があります。

どちらになるかは、

障害の原因となった病気やけがで初めて医師などの診療を受けた日

に、

どの年金制度に加入していたかが大きく関係します。

この日を、

初診日

といいます。


障害基礎年金とは?

初診日に、

国民年金に加入していた場合などは、

障害基礎年金

の対象になることがあります。

障害基礎年金には、

  • 1級
  • 2級

があります。

また、

20歳になる前に初診日がある場合でも、

一定の条件を満たせば障害基礎年金の対象になることがあります。


障害厚生年金とは?

初診日に、

厚生年金に加入していた場合は、

障害厚生年金

の対象になることがあります。

障害厚生年金には、

  • 1級
  • 2級
  • 3級

があります。

1級または2級に該当する場合は、

障害厚生年金に加えて、

障害基礎年金も受け取れる場合があります。

また、

3級より軽い一定の障害が残った場合には、

障害手当金

という一時金の対象になることもあります。


どんな病気やけがが対象?

障害年金は、

特定の病名だけを対象にした制度ではありません。

たとえば、

身体の障害だけでなく、

病気やけがによって日常生活や仕事に大きな制限が出ている場合なども、

対象になる可能性があります。

重要なのは、

病名だけではなく、障害の状態や生活・仕事への影響

です。


障害者手帳がないともらえない?

障害者手帳がなくても、障害年金の対象になることがあります。

障害者手帳と障害年金は、

別の制度です。

そのため、

  • 手帳の等級
  • 障害年金の等級

は必ずしも一致しません。

「手帳がないから障害年金も無理」

とは限りません。


受け取るにはどんな条件がある?

障害年金を受け取るには、

主に、

  • 初診日の要件
  • 障害の状態
  • 保険料の納付要件

などを満たす必要があります。

特に大切なのが、

初診日

です。

どの年金制度に加入していたかや、

保険料をきちんと納めていたかなどを判断するときの基準になります。


障害認定日って何?

障害年金では、

障害認定日

という言葉もよく出てきます。

原則として、

初診日から1年6か月を経過した日

が障害認定日になります。

ただし、

それより前に症状が固定した場合などは、

その日が障害認定日になることがあります。

この時点の障害状態が、

一定の基準に当てはまるかどうかを確認します。


障害年金の「等級」はどう決まる?

障害年金では、

障害の程度に応じて等級が決まります。

ただし、

単純に病名だけで決まるわけではありません。

日常生活や仕事への影響などを含め、

厚生労働省が定める

障害認定基準

に基づいて判断されます。


働いていたらもらえない?

働いているだけで、必ず受け取れなくなるわけではありません。

働いている場合でも、

障害の状態や生活・仕事への影響などによっては、

障害年金の対象になることがあります。

一方で、

実際の就労状況が認定の判断材料になることもあります。


自動的にもらえるの?

いいえ。

障害年金は、

自分で請求手続きをする必要があります。

必要な書類には、

  • 年金請求書
  • 医師の診断書
  • 病歴・就労状況等申立書

などがあります。

ケースによって必要書類は異なります。


どこに相談すればいい?

障害年金について分からない場合は、

  • 年金事務所
  • 街角の年金相談センター

などで相談できます。

初診日や納付要件などは判断が複雑になることがあるため、

早めに確認しておくと安心です。


ざっくり覚えるなら

障害年金は、

病気やけがによって生活や仕事が制限されるようになったときに受け取れる公的年金

です。

初診日に加入していた年金制度によって、

  • 国民年金 → 障害基礎年金
  • 厚生年金 → 障害厚生年金

が基本になります。

また、

障害者手帳とは別の制度

なので、

手帳がないから障害年金を受け取れないとは限りません。


関連する用語

分からない言葉があったら、ひとつずつ確認していきます。

参考情報