介護保険の説明を見ていると、

「要介護1」
「要介護2」
「要介護3」

などの数字が出てきます。

でも、

数字が大きいほど重いってこと?

何を基準に1~5が決まるの?

と思うこともあります。

要介護1~5とは、

日常生活でどのくらい介護が必要なのかを表す区分

です。

数字が大きくなるほど、

一般的には、

必要とされる介護の手間も大きくなります。


要介護1~5って何?

介護保険では、

介護が必要な状態について、

大きく、

  • 要支援1
  • 要支援2
  • 要介護1
  • 要介護2
  • 要介護3
  • 要介護4
  • 要介護5

という区分があります。

このうち、

より継続的な介護が必要と判断された人が、

要介護1~5

に認定されます。


数字が大きいほど重いの?

ざっくり言えば、

数字が大きいほど、必要な介護の手間が多い

と考えます。

ただし、

単純に、

「歩けるかどうか」

「認知症があるかどうか」

だけで決まるわけではありません。

身体の状態や認知機能、

日常生活で必要な介助などを、

総合的に見て判断されます。


要介護1はどんな状態?

要介護1は、

部分的に介護が必要になっている状態

の目安です。

たとえば、

  • 立ち上がりや歩行が不安定
  • 入浴や着替えなどで一部介助が必要
  • 日常生活の一部で見守りや手助けが必要

といった状態が考えられます。

ただし、

同じ要介護1でも、

実際の状態は人によって異なります。


要介護2はどんな状態?

要介護2では、

要介護1よりも、

日常生活で介助が必要な場面が増える

傾向があります。

たとえば、

  • 歩行や立ち上がりに介助が必要
  • 排せつや入浴などで手助けが必要
  • 日常生活全体で見守りや介護が必要

といった状態があります。


要介護3はどんな状態?

要介護3になると、

日常生活の多くの場面で介護が必要

になることがあります。

たとえば、

  • 自力での立ち上がりや歩行が難しい
  • 食事や排せつ、入浴などで介助が必要
  • 認知機能の低下などにより継続した見守りが必要

といった状態が考えられます。


要介護4はどんな状態?

要介護4では、

日常生活のほとんどで介助が必要

になることがあります。

たとえば、

  • 移動を一人で行うことが難しい
  • 排せつや食事などで全面的な介助が必要
  • 常時の見守りや介護が必要

といった状態です。


要介護5はどんな状態?

要介護5は、

要介護区分の中で、

最も介護の必要性が高い区分

です。

たとえば、

  • 日常生活のほぼすべてで介助が必要
  • 自力での移動や寝返りなどが難しい
  • 食事や排せつなどでも全面的な介助が必要

といった状態があります。

ただし、

要介護5だから必ず寝たきり、

というわけではありません。

認知機能などを含め、

介護に必要な手間を総合的に判断します。


何を基準に決めるの?

要介護認定では、

市区町村などの認定調査や、

主治医の意見書などをもとに、

まず一次判定が行われます。

その後、

介護認定審査会で、

より詳しい審査が行われ、

最終的な要介護度が決まります。


「要介護認定等基準時間」って何?

一次判定では、

要介護認定等基準時間

という指標が使われます。

これは、

介護にどのくらい手間がかかるかを、

一定の方法で時間に換算したものです。

目安は、

  • 要介護1:32分以上50分未満
  • 要介護2:50分以上70分未満
  • 要介護3:70分以上90分未満
  • 要介護4:90分以上110分未満
  • 要介護5:110分以上

です。


本当に毎日その時間だけ介護するの?

いいえ。

ここは大事です。

要介護認定等基準時間は、

実際に家庭で介護する時間そのものではありません。

たとえば、

要介護3が、

「毎日70~90分だけ介護すればいい」

という意味ではありません。

あくまで、

要介護度を判定するための基準となる数値

です。


病気の重さで決まるの?

病名だけでは決まりません。

同じ病気でも、

一人で生活できる人もいれば、

多くの介助が必要な人もいます。

そのため、

要介護度は、

病名ではなく、実際にどの程度の介護が必要なのか

を中心に判断されます。


要介護度によって何が変わるの?

要介護度によって、

介護保険で利用できるサービスの、

支給限度額などが変わります。

一般的には、

要介護度が高くなるほど、

介護保険を使って利用できるサービス量の上限も大きくなります。

ただし、

必要なサービスは、

本人の状態や生活環境によって異なります。


一度決まったらずっと同じ?

いいえ。

要介護認定には、

有効期間

があります。

状態が変化した場合には、

更新のときに要介護度が変わることがあります。

また、

認定期間の途中でも、

状態が大きく変わった場合には、

区分変更の申請を行うことができます。


要支援とは何が違うの?

要支援は、

介護が必要になる可能性がある人や、

現在の状態を維持・改善するための支援が必要な人を対象とした区分です。

一方、

要介護は、

日常生活で継続的な介護が必要

と判断された状態です。

要支援より、

要介護のほうが、

介護の必要性が高い区分になります。


ざっくり覚えるなら

要介護1~5は、

「日常生活でどのくらい介護の手間が必要なのかを表す5段階の区分」

です。

覚えておきたいポイントは、

  • 要介護は1~5まである
  • 数字が大きいほど介護の必要性が高い
  • 病名だけでは決まらない
  • 身体機能や認知機能、生活上の介助などを総合的に見る
  • 要介護認定等基準時間は認定のための指標
  • 実際の介護時間そのものではない

です。


関連する用語

要介護1~5は、「病気の重さ」ではなく、「生活するうえでどれくらい介護の手間が必要か」で見ると分かりやすくなります。

分からない言葉があったら、ひとつずつ確認していきます。

参考情報