介護保険の説明で、

「要介護認定」

という言葉が出てきます。

でも、

「誰が決めるの?」
「病気が重ければ要介護度も高くなるの?」

となると、少し分かりにくいところです。

ざっくり整理しておきます。

要介護認定とは

要介護認定は、

その人にどのくらい介護が必要なのかを、市区町村が一定の基準に沿って判定する仕組み

です。

介護保険のサービスを利用するためには、原則として市区町村から要介護認定や要支援認定を受ける必要があります。

病気の重さを決めるものではない

要介護認定で見ているのは、

病気そのものの重さではなく、どのくらい介護の手間が必要か

です。

そのため、病気が重いから必ず要介護度も高くなる、というわけではありません。

厚生労働省も、要介護認定は「介護サービスの必要度」を判断するものとして説明しています。

どうやって申請する?

介護が必要になったら、

住んでいる市区町村に要介護認定を申請

します。

申請後は、本人の心身の状態や日常生活の様子について認定調査が行われます。

また、市区町村は主治医から、

主治医意見書

を取り寄せます。

認定調査では何を見る?

認定調査では、

  • 食事
  • 入浴
  • 排せつ
  • 移動
  • 認知機能
  • 日常生活の様子
  • 介助がどの程度必要か

など、さまざまな項目を確認します。

単に「できる・できない」だけではなく、

実際にどれくらい介護の手間がかかっているか

も重要になります。

判定は2段階

要介護認定の判定は、大きく2段階です。

まず、認定調査の結果や主治医意見書などをもとに、

コンピュータによる一次判定

が行われます。

その後、介護認定審査会が一次判定を原案として、認定調査の特記事項や主治医意見書なども確認し、

二次判定

を行います。

介護認定審査会って何?

介護認定審査会は、

保健・医療・福祉の専門家などで構成される、市区町村の審査機関

です。

ここで認定調査や主治医意見書などをもとに、最終的な区分を審査・判定します。

どんな区分がある?

認定結果は、大きく、

要支援1・2
要介護1~5

などに分かれます。

また、介護や支援が必要な状態に当てはまらない場合には、非該当となることもあります。

要介護状態については、介護の必要度に応じて区分が定められています。

要支援と要介護の違いは?

ざっくり言うと、

要支援
→ 日常生活に一部支援が必要で、状態の維持や改善が期待できる

要介護
→ 日常生活で継続的な介護が必要

という違いがあります。

ただし実際の判定は、認定調査や主治医意見書などをもとに総合的に行われます。

認定されると何が変わる?

要介護認定や要支援認定を受けると、その区分に応じて、

  • 訪問介護
  • デイサービス
  • 福祉用具
  • 住宅改修
  • 施設サービス

など、介護保険のサービスを利用できるようになります。

利用できるサービスや支給限度額などは、認定区分によって異なります。

ざっくり覚えるなら

要介護認定は、

介護保険のサービスを利用するために、その人にどのくらい介護が必要なのかを市区町村が判定する仕組み

です。

そして、

病気の重さではなく、「介護にどれくらい手間がかかるか」を見る

と覚えておくと分かりやすいです。

関連する用語

要介護認定と一緒によく出てくる言葉も、順番に整理しています。

分からない言葉があったら、ひとつずつ確認していきます。

参考情報