介護保険の説明を見ていると、

「区分変更」

という言葉が出てくることがあります。

でも、

何の区分を変更するの?

更新まで待たなくても変えられるの?

と思うこともあります。

区分変更とは、

要介護・要支援認定を受けている人の心身の状態が変わり、現在の区分が合わなくなったときに、認定区分の変更を申請すること

です。


区分変更って何?

要介護認定には、

  • 要支援1
  • 要支援2
  • 要介護1
  • 要介護2
  • 要介護3
  • 要介護4
  • 要介護5

といった区分があります。

通常は、

認定された区分には、

有効期間があります。

しかし、

その期間の途中で、

本人の状態が大きく変わることもあります。

そのようなときに、

現在の認定区分を見直してもらうために行うのが、

区分変更の申請

です。


どんなときに申請するの?

たとえば、

  • 病気やけがで急に介助が増えた
  • 認知症の症状が進んだ
  • 歩くことが難しくなった
  • 入浴や排せつなどで介助が必要になった
  • 逆に、状態が改善して介助が少なくなった

など、

現在の要介護度と、

実際に必要な介護の程度が合わなくなったときに、

区分変更を検討します。


更新まで待たなくていいの?

はい。

区分変更は、

現在の認定の有効期間が終わるまで、

必ず待つ必要はありません。

心身の状態が変化し、

今の認定区分では合わないと考えられる場合には、

有効期間の途中でも申請できます。


要介護度を上げるためだけの手続き?

いいえ。

区分変更は、

要介護度を高くするためだけの制度ではありません。

本人の状態が改善して、

現在より介護の必要性が低くなった場合にも、

区分が変更されることがあります。

つまり、

現在の状態に合った認定区分へ見直すための手続き

です。


どこに申請するの?

区分変更は、

市町村

に申請します。

実際の窓口は、

市区町村の介護保険担当窓口などです。

申請書には、

現在受けている認定区分や、

区分変更を申請する理由、

主治医に関する情報などを記載します。


申請するとどうなるの?

区分変更を申請すると、

原則として、

再び要介護認定の手続きが行われます。

たとえば、

  • 認定調査
  • 主治医意見書
  • 一次判定
  • 介護認定審査会による二次判定

などを経て、

現在の状態に合った区分が審査されます。


申請したら必ず要介護度が変わるの?

いいえ。

区分変更を申請しても、

必ず区分が変わるとは限りません。

審査の結果、

現在の区分が適切と判断されれば、

同じ区分になることもあります。

また、

申請時に想定していた区分とは、

異なる結果になることもあります。


誰が申請できるの?

本人が申請できます。

また、

本人だけで手続きするのが難しい場合には、

家族や、

ケアマネジャーなどに相談しながら、

手続きを進めることもあります。


ケアマネジャーに相談してもいいの?

はい。

在宅で介護サービスを利用している場合、

本人の状態の変化を日頃から見ている、

ケアマネジャー

に相談することがあります。

現在のサービスで足りているか、

区分変更を検討したほうがよいかなどを、

一緒に考えてもらえます。


更新申請とは何が違うの?

更新申請は、

現在の認定の有効期間が終わる前に、

引き続き認定を受けるために行う手続きです。

一方、

区分変更は、

有効期間の途中でも、状態が変わったときに認定区分を見直してもらう手続き

です。

ざっくり言えば、

更新申請 → 有効期間が終わるので見直す

区分変更 → 状態が変わったので途中で見直す

という違いがあります。


申請理由は書くの?

はい。

区分変更の申請書には、

心身の状況の変化など、申請する理由

を記載します。

たとえば、

「転倒後、歩行が困難になった」

「認知症の症状が進み、見守りが増えた」

など、

状態がどのように変化したのかが重要になります。


区分変更後の介護サービスはどうなるの?

新しい認定区分が決まると、

その区分に応じて、

利用できる介護サービスの支給限度額なども変わることがあります。

そのため、

認定結果が出たあと、

ケアマネジャーと相談しながら、

必要に応じてケアプランを見直します。


ざっくり覚えるなら

区分変更は、

「要介護度が今の状態に合わなくなったとき、有効期間の途中でも認定を見直してもらう手続き」

です。

覚えておきたいポイントは、

  • 心身の状態が変わったときに申請する
  • 認定の有効期間途中でも申請できる
  • 要介護度を上げるためだけの制度ではない
  • 再び認定調査などが行われる
  • 必ず区分が変わるとは限らない
  • ケアマネジャーに相談することもできる

です。


関連する用語

区分変更は、「次の更新まで待つのではなく、今の状態に合わせて要介護度を見直してもらう仕組み」と考えると分かりやすくなります。

分からない言葉があったら、ひとつずつ確認していきます。

参考情報