給与明細を見ると、
「所得税」
が引かれていることがあります。
このとき出てくるのが、
源泉徴収
という仕組みです。
でも、
何を徴収しているの?
誰が税金を払っているの?
と思うこともあります。
源泉徴収とは、
給与や一定の報酬を支払う側が、所得税などをあらかじめ差し引いて、本人に代わって国へ納める仕組み
です。
源泉徴収って何?
会社が従業員に給与を支払うとき、
給与をそのまま全額渡すのではなく、
所得税などをあらかじめ差し引く
ことがあります。
差し引いた税金は、
会社などの支払者が国へ納めます。
この仕組みを、
源泉徴収
といいます。
どうして給料から先に税金を引くの?
所得税を、
本人があとからまとめて支払うのではなく、
給与を受け取るたびに少しずつ納めるため
です。
会社員の場合は、会社が給与から税金を差し引いて納付するため、
毎月自分で所得税を納める必要は通常ありません。
会社が税金を払ってくれているの?
会社が自分のお金で負担しているわけではありません。
会社は、
従業員の給与から所得税を差し引き、そのお金を国へ納めています。
つまり、
税金を負担しているのは従業員本人で、
会社は税金を預かって納める役割をしています。
いくら引かれるの?
給与から源泉徴収される税額は、
- 給与の金額
- 扶養している家族の状況
- 扶養控除等申告書を提出しているか
- 給与の支払い方
などによって変わります。
会社は、
源泉徴収税額表
などを使って、給与から差し引く税額を計算します。
毎月引かれた税金が、その年の正しい税額なの?
必ずしもそうではありません。
毎月の源泉徴収は、
その時点の給与などをもとにした税額
です。
そのため、1年間で見ると、
実際に納めるべき所得税と差が出ることがあります。
会社員の場合、その差を調整するのが、
年末調整
です。
年末調整とはどうつながるの?
会社は毎月、
給与から所得税を源泉徴収しています。
そして年末に、
1年間の給与や各種控除を確認して、
本来納めるべき所得税を計算し直します。
税金を多く引きすぎていれば戻り、
少なければ追加で徴収されることがあります。
これが年末調整です。
ざっくり言うと、
源泉徴収=毎月いったん税金を引く
年末調整=1年分を最後に精算する
という関係です。
源泉徴収されるのは給料だけ?
給料だけではありません。
一定の報酬や料金についても、
源泉徴収されることがあります。
たとえば、
- 原稿料
- 講演料
- 弁護士などへの一定の報酬
などです。
ただし、すべての支払いが源泉徴収の対象になるわけではありません。
源泉徴収票とは何が違うの?
名前は似ていますが、別のものです。
源泉徴収
は、
税金をあらかじめ差し引く仕組みです。
一方、
源泉徴収票
は、
1年間に支払われた給与や、源泉徴収された税額などが書かれた書類です。
つまり、
源泉徴収=仕組み
源泉徴収票=その結果などが書かれた書類
と考えると分かりやすいです。
ざっくり覚えるなら
源泉徴収は、
「給与などを支払うときに、所得税をあらかじめ差し引いて国へ納める仕組み」
です。
覚えておきたいポイントは、
- 給与から所得税などを先に差し引く仕組み
- 会社などが本人に代わって国へ納める
- 税金を負担しているのは本人
- 毎月の税額は最終的な税額とは限らない
- 年末調整で1年間の税額を精算する
- 一定の報酬や料金も対象になることがある
です。
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源泉徴収は、年末調整や源泉徴収票とあわせて見ると、会社員の税金の流れが分かりやすくなります。
分からない言葉があったら、ひとつずつ確認していきます。