介護保険の説明を見ていると、

「介護予防ケアマネジメント」

という言葉が出てくることがあります。

でも、

介護予防支援とは違うの?

ケアプランを作ること?

と思うこともあります。

介護予防ケアマネジメントとは、

総合事業を利用する人などについて、本人の状態や生活上の課題を確認し、目標を立て、必要なサービスや地域の支援につなぐ仕組み

です。


介護予防ケアマネジメントって何?

介護予防ケアマネジメントは、

高齢者が、

できるだけ自立した生活を続けられるように、

必要な支援を一緒に考える仕組みです。

本人の、

  • 心身の状態
  • 生活環境
  • 困っていること
  • できていること
  • 希望する生活

などを確認し、

必要な支援を考えます。


誰が対象なの?

介護予防ケアマネジメントは、

主に、

  • 要支援1・要支援2の人
  • 総合事業の事業対象者

などが関係します。

利用するサービスの種類などによって、

介護予防支援になる場合と、

介護予防ケアマネジメントになる場合があります。


事業対象者って何?

総合事業では、

要介護認定を受けていなくても、

基本チェックリストなどによって、

生活機能の低下がみられる人が、

事業対象者

として総合事業のサービスを利用できる場合があります。

こうした人についても、

必要に応じて、

介護予防ケアマネジメントが行われます。


何をするの?

介護予防ケアマネジメントでは、

たとえば、

  • 本人や家族から話を聞く
  • 心身の状態や生活環境を確認する
  • 生活上の課題を整理する
  • 本人が目指す生活を考える
  • 目標を設定する
  • 必要なサービスや地域活動を検討する
  • ケアプランなどを作成する
  • 利用後の状態を確認する
  • 必要に応じて支援内容を見直す

などを行います。


誰が行うの?

介護予防ケアマネジメントは、

市町村や、

地域包括支援センター

が中心となって行います。

地域包括支援センターから、

居宅介護支援事業所などに業務の一部が委託される場合もあります。


ケアプランも作るの?

必要に応じて、

本人の目標や、

利用するサービスなどをまとめた計画を作ります。

ただし、

大切なのは、

単に、

「このサービスを使いましょう」

と決めることではありません。

本人が、

どのような生活を送りたいのか

を考え、

その目標に必要な支援を組み立てます。


「できないこと」を補うだけではないの?

はい。

介護予防ケアマネジメントでは、

できないことを、

すべてサービスで代わりに行うことだけを考えるわけではありません。

本人が、

今できていることを活かしながら、

自立した生活を続けられるように支援します。


「心身機能・活動・参加」って何?

介護予防では、

身体の状態だけでなく、

生活全体を見ることが大切です。

たとえば、

心身機能

歩く力や筋力など。

活動

買い物や家事、外出など。

参加

地域活動や趣味、人との交流など。

こうしたものを、

バランスよく考えながら支援します。


地域の活動につなぐこともあるの?

あります。

介護予防ケアマネジメントでは、

介護サービスだけでなく、

本人に合った、

  • 地域の通いの場
  • 体操教室
  • サロン
  • ボランティア活動
  • 地域住民による支援

などにつなぐこともあります。

介護保険のサービスだけで、

生活を支えるとは限りません。


介護予防支援とは何が違うの?

よく似ています。

介護予防支援は、

要支援1・要支援2の人が、

介護予防サービスなどを利用するときに、

介護予防サービス計画を作成し、

サービスを調整する仕組みです。

一方、

介護予防ケアマネジメントは、

主に総合事業を利用する人について、

必要な支援や地域活動などを考えていく仕組みです。

ざっくり言えば、

介護予防支援 → 介護予防サービスなどを含めて計画・調整

介護予防ケアマネジメント → 総合事業を中心に計画・調整

と考えると分かりやすくなります。


居宅介護支援との違いは?

居宅介護支援は、

主に要介護1~5の人について、

ケアマネジャーが、

ケアプランを作成して、

介護サービスを調整する仕組みです。

一方、

介護予防ケアマネジメントは、

主に要支援者や事業対象者について、

介護予防や自立した生活を重視して、

必要な支援を考えます。


総合事業とはどう関係するの?

介護予防ケアマネジメントは、

介護予防・日常生活支援総合事業

の中に位置づけられています。

総合事業の訪問型サービスや、

通所型サービスなどを利用するときに、

本人にどのような支援が必要なのかを整理します。


一度決めたら終わり?

いいえ。

支援を始めたあとも、

本人の状態や、

目標の達成状況などを確認します。

必要に応じて、

支援内容や、

利用するサービスを見直します。


本人自身が取り組むことも大切なの?

はい。

介護予防ケアマネジメントでは、

本人が、

自分の目標を理解し、

できることに主体的に取り組むことも大切にされています。

支援する側が、

すべてを代わりに行うのではなく、

本人の力を活かすことを考えます。


ざっくり覚えるなら

介護予防ケアマネジメントは、

「総合事業を利用する人などについて、本人が自立した生活を続けられるように、目標と必要な支援を一緒に考える仕組み」

です。

覚えておきたいポイントは、

  • 要支援者や事業対象者などが関係する
  • 総合事業の中に位置づけられている
  • 地域包括支援センターなどが中心となる
  • 本人の目標や希望を重視する
  • 介護サービスだけでなく地域の活動も活用する
  • 心身機能だけでなく、活動や社会参加も考える

です。


関連する用語

介護予防ケアマネジメントは、「必要なサービスを割り当てること」ではなく、「本人がどんな生活を続けたいのかを考え、そのために必要な支援を組み立てること」と考えると分かりやすくなります。

分からない言葉があったら、ひとつずつ確認していきます。

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